※こちらのお話は気にならない程度ですが、連載・藍の願いのネタバレが若干あります。
それが僕等のゆーじゅありー
例の事件から早半年、万事屋にはあの頃と変わらない、いや…それよりも穏やかな日々が流れていた。 そして今日もまた1日が始まった。 それは大音量の叫び声と共に…… 「あぁああーーー!! 私のアイス! アイスがない!!?」 うなだれている彼女の名は。1年前からこの万事屋に居候している本屋店員及び坂田銀時の恋人である。 そしては真っ先に一番怪しい人物に詰め寄った。 「銀さん? 私のアイス知らない?」 「えっ? あっあっアイスですが? おっ俺は知らないよ」 しどろもどろの答えは 「怪しい」 以外の何者でもなかった。 「買ってきて」 「いや、俺じゃないってば! 神楽じゃないの!?」 両手を顔の前でぶんぶんと振り、なおも否定を続ける銀時。 「神楽ちゃんの分は別にあるの。だから…言ってる意味解りますよね坂田さん?」 まずい……銀時はこの時本気でそう思った。 は笑っている様に見えるが、実際のところ目は一切笑っていない。 「あのですねさん。これにはふかーいふかーい訳がありましてね」 「どうでもいいのそんなの、だから買ってきてくれますよね?」 「いや、ほら外ちょっと雨降ってるしさ」 その後のの行動は素早かった。 自身の力の制御をするリボンをほどき、そのまま銀時の胸倉を掴み上げたのだ。 「ぐへっ」 銀時から漏れる何とも情けない声 「買ってきてく・れ・ま・す・ね?」 彼に残された道は1つしかなかった。もっとも自業自得と言えばそれまでである。 ―**--**--**--**― 「なー、お前最近妙に似てきてね?」 「えっ?」 おいしそうに抹茶アイスを食べるに銀時は少し前から気になっていたことを聞いてみる。 きょとんとした顔で銀時を見る。 「ほらよぉ。さっきみたくとか……」 先ほどの光景を思い出しのであろう、銀時は身震いをさせた。 「あ、それはそうよ!だってあれ妙ちゃんが教えてくれたんだもの」 「ちょ、新八ーーっ!!お前の姉ちゃん人の彼女に何教えてるんですかー!?」 銀時の叫びはの笑い声と共に雨上がりの空へと消えていった―― END 08.08.24 |