| 空を愛した少女
ある晴れた日のある組織のあるアジトでの出来事
「デーイーダーラー!!」
よく通る少女の声がアジト内を駆け巡る
「デーイーダー「ぬわぁ!うるさい!!」
そう言って彼は両耳を塞ぎ布団の中へ潜り込む
「オイラはまだ寝るんだ!うん」
「何言ってんの!」
それを容赦なく引き剥がす少女
「う〜」
「う〜…じゃない!!」
尚駄々をこねるデイダラを一喝する
「で、何の用だ…うん」
やっと観念したのかベットから起き上がりデイダラは用件を尋ねる
「そうそう、始めからそうしてればいいの」
彼女はそう言ってトンッと軽くデイダラの隣に腰掛ける
「あのね、鳥出して欲しいの」
「鳥ぃ?」
「そう、デイダラの作った変な鳥」
「変じゃない!芸術だ!うん!」
彼女の変という言葉に反応する
「あーそうだったわね、ごめんなさい」
「今度は間違えるなよ。うん」
彼女はどうやらデイダラの使い方を理解しているようだ
「で、出してくれるよね?」
「何に使うんだ?うん」
「木の葉まで買い物よ!当然あなたも行くんだからね!」
「げっ!」
思わぬ決定事項に固まるデイダラ
「げって何よ!げって!!」
「だって寄り道するじゃないか、うん」
その言葉に少女改めはムッと顔を顰めた
「そんな事言っても結局デイダラも楽しんでるでしょ!」
「うぅ」
そう言われてしまうと何も言い返せないデイダラ
「さあ早く仕度してよね!あ、普通の格好してよね!」
「わかったよ、うん」
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「じゃあ暗くなる前には帰ってきて下さいね」
「団子忘れるなよ」
「「………」」
このときとデイダラの二人は`なんでこいつらがいるんだ´なんて思っていた
「なんで鬼鮫とイタチがいるのよ」
「なんでって貴方達二人で買出しへ行くといつも夕飯に間に合いませんからその忠告に」
「そうじゃなくて、何で私達が買出し行くの知ってるのかって事よ」
鬼鮫の言ってる事が既に主婦なのは誰も突っ込まない
「それなら「昨日角都に金を貰っているのを見た」
そうは角都から金を貰ったのだ
(ちっ余計な買い物が増えたか)
「なんだ、見てたんだ」
「忘れるな、俺はちゃんと言ったからな」
たかが団子、されど本人は至って大真面目である
(目の前の団子狂は忘れたら間違いなく機嫌を損ねるから必ず買ってこなければ…)
「行くぞ、うん」
横を向くといつの間にかデイダラは鳥もどきを出し終わっていた
「ええ、そうね」
は鳥もどきに乗り、その後ろにデイダラが乗った
「じゃあいってきまーす!」
その言葉を合図に鳥もどきは大空へと飛び上がった
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「うーんっきもち〜。久しぶりねこの感触」
「おい、あんまり動くな、うん」
が前に座っている為、後ろに居るデイダラは彼女が動くたびにどこかしらぶつかる
「だって空なのよ!大人しくしている方が無理よ!」
「そんなの位だぞ、うん」
これ以上言った所で無駄だと思ったのだろう…デイダラはそれ以上何も言わなかった
「私ね空が大好きなの」
「知ってるぞ、うん」
しかしその後には言わなくても分かると続けられるに違いない
「だって空っていつもそこにあるけど昨日と同じ空は絶対にありえないわ。それは晴れでも曇りでも雨でも沢山の空がそこにあるの」
きっと今語っているの顔はとても輝いているのだろう
しかし彼女の後ろに座っているデイダラにはそれを確認する事は出来なかった
「だからこそ、こんなにも焦がれる…決してこの手では掴めないけれどそれでも願わずにはいられないの…」
「、どうかs「あー!!」
急にトーンの下がったを気にしてデイダラが声をかけ様とした瞬間だった
「デイダラ下見て!といか降りるわよ!!」
そのまま体を前に倒し鳥もどきを急降下させた
「うわっちょっ……ギャーーー!!!」
地面すれすれで水平になった鳥もどきはゆっくりと着地した
「すっごーい!花畑だー」
「しっ死ぬかと思った…うん」
方や花畑を無邪気に回り、方や顔面蒼白で四つん這いになっていた
「!!いい加減にしないとオイラも怒るゾ!」
朝から彼女に振り回されっぱなしのデイダラの堪忍袋はギリギリであった
「もう怒ってるじゃない」
はボソリと呟いた
「!!」
「きゃっ」
瞬身の術で一瞬にしての正面へ移動したデイダラはそのまま彼女を押し倒した
その衝撃で舞い上がった花弁がひらひらと散っていく
「…痛いじゃない」
「いいだろ、怪我したんじゃないんだから」
彼女の至近距離にあるデイダラの顔がニヤリと笑った
「もう、からかわないで!」
「ちぇっはつれないなー、うん」
そう言ってデイダラは彼女の横に転がった
「ねぇ、デイダラ…」
「何だ?うん」
改まって彼の名を呼ぶにデイダラは耳を傾けた
「あなたって空みたいね…」
「それって遠まわしに告白してくれたのか?うん」
「さあ何のことかしら?」
次の瞬間彼女と彼の距離はなくなっていた
突然の事で驚きを隠せないと瞳を閉じるデイダラ
それはまるで二人の周りだけ時が止まったかの様だった
そして触れ合っていた唇がゆっくりと離れ彼も瞳を開いた
「、一つ言っておくけど…オレは欲しい者は手に入れるまで諦めないぞ。うん」
「そんなの反則よ…」
真っ赤な顔を逸らしながらは呟いた
そんな二人を祝福するかの様に花達は静かに揺れていた
☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆あとがき☆゜・*:.。.☆゜・*:.。.☆
初書きデイダラです!
いやーアニメの彼は可愛いより格好いいですね!
この短編でのイメージは可愛い系、でも最後は格好いい系のイメージで書いてます
気に入って頂けると嬉しいですv
07.06.07
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