廻り回ってSpiral
「いる〜?」
「あっ桃、どうかしたの?」
桃とは学院の同期だった
学院を卒業した後、同じ五番隊に配属され仲良くなった
学院時代から゛雛森 桃″という名前は知っていた
桃も私の名前をなぜか知っていた
最初に話しかけてくれたのも桃だった
『ねぇ、あなたが2組だったあのちゃん?』
『えぇ!!なんで!?どうして!?』
実はその後の記憶は曖昧だが今思えば懐かしい思い出だ
「おーい?ー!!」
「あっごめんごめん」
「もぅしっかりして、五席がそんなんでいいの?」
その言葉に少しムッとした
「雛森副隊長には言われたくありません」
「あぁまたすぐそうやってー!」
ほんとあたふたする桃は面白いなぁー
「はいそれでっ?どうかしたの?」
「うん、これから十番隊舎に行くから付いて来てもらおうかと思って」
「えっでも書類とかまだ残ってるし…」
チラッと机を見るとまだ山積みの書類があった
「なっ何言ってるのよ!はいつも人の五倍はやっているじゃない!!」
「でもでもっ他の隊のもちょっとあるし」
「何で他の隊の分もやってるのよ!」
「だって吉良君いつも市丸隊長追っかけてるから大変でしょっ」
「それに他にも十一番隊の人達も乱闘で怪我人続出だったりして手伝ったり…他いろいろ」
「のお人好しは相変らずね…」
とりあえずこれで桃も諦めるでしょう
「とにかくそういう事だから私は「さー行きましょー」
「ちょっちょとぉ〜」
成す術も無く引きずられて行く私っていったい…
「そういえばどうして十番隊なの?」
私は十番隊にはあまり接点がない
「うん、ちょっとシロちゃんに会いに行こうと思って」
シロちゃん?なんだか犬みたいだ
「それって確か…桃の幼なじみだよね?」
「そうそう、ここ最近私ももシロちゃんも忙しかったから…」
「そういえばそうだったね」
一時期は本当に忙しかった
いろいろな隊を手伝いに行ったっけなぁ
「で、今日はシロちゃんにを会わせようと思ってね〜」
「えっ、そんなの聞いてないし!」
「だって今いったもん」
最初からそれが目的だったのか!
「まぁいいじゃない、ねっ!」
まったく桃ったら…ん?この霊圧は…
「桃、ちょっと先に行ってて」
「え?何で?」
「お客様」
「お客様?…あっ、うんわかった先に行くから絶対来てね」
「わかったわかった」
私は立ち止まりお客様を待った
「」
「こんにちは朽木隊長」
「すまない待たせたようだな」
「いえ大丈夫ですよ。桃には先に行くと言ってあるので」
「なら尚更すまなかったな」
「気にしないで下さい、所で朽木隊長今日はどうしたのですか?」
「あぁ、この間手伝いに来てくれたであろう。それで…」
ハッ!まさか私何かやらかしたとか!?
「朽木隊長!もしかして私何かミスしてましたか!?」
あわわーどうしようっどうしよー
…いや本気でどうしよう、よりによって六番隊でミスしちゃうなんて!
逃げる?土下座?まさか!牢獄入り!!
「…っ、っ!!!」
「はっはい!!」
「少し落ち着け…兄はミスなどしていぬ」
「…へっ?」
朽木隊長の顔を見ると少し呆れた様な疲れた様な、なんとも言えない表情だった
「まだ礼をしていなかったからな、これは礼だ」
そう言って差し出してきた紙を見た
「こっこれは!?」
そう、その紙の正体とは
「最高級和菓子店瑠璃鳥の新作発表会特別招待券!!」
パッと朽木隊長を見るとちょっと引いた気がしたが…
うん、気にしない事にしよう
「本当に頂いてもいいんですか!?」
「あぁ、どうせ任務で行けないからな、雛森とでも行ってくるといい」
「わぁっ!ありがとうございます!!」
「時間を取らせてすまなかったな」
「いっいえいえ」
「何かあったらまた頼む」
「はいっ、もちろん喜んで」
「じゃぁ失礼する。早く行ってやるといい」
そう言って朽木隊長は戻って行った
「さぁーって、私も行かなくちゃ」
朽木隊長と別れた後、私は少し早足で十番隊舎へと向かった
確かこの角えお曲がればすぐそこだった気が…
「まだかなぁ〜」
「だから誰なんだよ」
「来たらわかるよ!はすっごく頭が良くて、優しくて、美人で「ちょっと桃!」
「あっ!」
「話聞いてたけど私そんなにすごくなんかないよ」
「お前がか」
男の子に名前を呼ばれ下を見ると白髪の子がこっちを見ていた
「君が桃の言ってたシロちゃんね!」
「私より小さいのにすごいね〜。あっ小さいで言えばやちるちゃんもよね」
「ちょっ」
「そういえば確か日番谷隊長も私より小さいのよね。十番隊には手伝い来た事なかったからし…」
「!!!」
「なぁに桃さっきから」
桃は何やらわたわたしている
「あれ?」
何だろうこの霊圧…下から?
目線を下に向けると…
「なぁ、お前って言ったよなぁ」
なんでシロちゃん怒ってるの!?
「十番隊隊長の名前言ってみろ」
「えっと日番谷冬獅…郎隊長」
「正解だ」
冬獅郎…とうしろう…しろう…しろしロシろシロ…シロちゃん!?
「あっあぅ…もっ桃?」
恐る恐る桃の方へ振り返る
「うん、そうなの」
今度は日番谷隊長の方を向く
怒ってる怒ってる怒ってる
ヤバイヤバイヤバイ
数々の失敗の中でも間違いなく上位に入る
どうするどうする
どうやって許してもらう
とりあえず、いつもの様にこれまでの事を思い出そう
そうしたら…逃げる!!
頭の中で物凄い勢いで映像が巻き戻ってゆく
「おい、こいつ様子おかしくねぇか?」
「まっまさか!?」
「!!!もぅ頭回してないでこっち見て!!」
「何だこの霊圧は…」
「隊長!!ってそこにいるのはやっぱりですか!?」
「松本か!お前もこいつのこと知ってるのか!?」
「知ってるも何も子のこの事知らないんですか!?」
「ねぇ!!!」
「隊長早く離れて下さい!」
「シロちゃん早く!」
「離れろったって体が動かねぇんでよ」
…螺旋状の私の記憶、そこにいるもう一人の私
『見つけた…これなら大丈夫だよ』
『本当?ありがとう』
流れ込んでくる記憶…
そう、これは十番隊舎に行く前の…
『うん、ちょっとシロちゃんに会いに行こうと思って』
シロちゃん?なんだか犬みたいだ
犬みたいだ…犬みたいだ…
「駄目っ、もぅ間に合わない!」
「なっまた霊圧が!」
冗談じゃない、まだ何かあるのか
「シロちゃん!!」
「隊長!!」
「ん?何ともないぞ」
雛森も松本もどうしてそこまで?
「「えっ?」」
「シっロっちゃ〜ん」
「うわっおいやめろ!!」
バッっと後ろを振り向く
「「始まった…」」
「うふふ、かっわいぃー」
かわいいっておい
「ふざけるな!」
「何で?私ふざけてなんかないよ」
「おい雛森、松本助けろ!」
「「無理」」
即答かよ
そんな俺を無視して何かを始める二人
「こほん、えーここで状況を説明いたしまーす」
「まずは隊長との位置関係について」
「シロちゃんはに後ろからギューっとされてます」
「次にはどうなったのか」
「のこの暴走状態を私達はW螺旋Wと呼んでおります」
「因みにこの螺旋状態を解くにはとの霊圧の相性が絶対不可欠なのよ」
「今現在それを解くことができるのは朽木ルキアのみ」
なるほど
「って解けるやつがいるなら早く呼んで来いよ!」
「ところが今朽木さんは任務で留守中なの」
マジかよ…
「他に誰かいないのか!?」
「いないわよね?」
「いないですよ」
勘弁してくれ…
「大体それどうやって調べるんだ?」
「それは確か螺旋状態前のの霊圧に飲み込まれない人」
「具体的には?」
「意識があれば合格」
「なるほどな…」
ん?まてよ…
「今なんて言った?」
「えっ意識があればって…」
「「あっ」」
「隊長起きてるじゃないですかー!!」
「人を指で指すな」
「よかったー、これで元に戻るね」
「そうね」
俺のことは無視なのかやっぱり
「で、何をすればいいんだ?」
未だにコイツは引っ付いたままである
「ハイ、コレ」
雛森が差し出してきたのはハリセンだった
どこから出したんだ
「これでか…?」
「「うん」」
「本当にかっわっいいーな〜」
無理やり体の向きを変えておもいっきりハリセンを振り上げる
「目ェ覚ませっ!!」
バチーン!!!
「いったーい!!」
頭を押さえうずくまる
「おいっ元に戻ったか?」
「あっ日番谷隊長!」
「「〜」」
「桃?乱菊さん?」
はぁ終わったのか…
二人が説明をしていた
「ひぃ!!私またやっちゃたの!!」
またって…おいおい
「日番谷隊長!本当にすいませんでした!」
「疲れた、もういい…」
「まぁ隊長、今日は収穫もありましたし」
ふざけるなと言ってやりたいが、そんな気力も残っていない
「何よりこんなに優秀な人材がうちの隊に来るんですから」
「はぁ!?」
「〜同じ隊じゃなくなっちゃうんだねぇ」
「桃しょうがないよ、上からの命令だし」
「どういう事だ…?」
まさかまさか
「あぁ、隊長知らないんでしたっけ。今度朽木ルキア以外の適応者がいたらはその隊に異動する事になってるんですよ」
「あのっ日番谷隊長、後で上から通令があると思いますが…」
「これからよろしくお願いします!」
ありえねぇ…
「ふざけるなー!!」
こうして日番谷冬獅はのSpiralへと組み込まれた
END
☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆あとがき☆゜・*:.。.☆゜・*:.。.☆
初BLEACH夢!よく分からない物が完成しました!
ついでに長いです。えぇ長いです。無駄に長いです…
因みに背景のしろつめ草はちょっとした遊び心です(笑)
一応ギャグなのかしら?このお話については続きができ次第UPする予定であります。
この小説を輪廻転生の管理人お二人に差し上げます。
輪廻転生のHPは当サイトリンクから行けます。