「んっ…まぶしい」


朝、日の光で目が覚めた

そして普段とは違う感覚が私を包む


ああ、そういえばここは私の部屋ではなかったわね

いったい今何時なのだろう


ベットから身を起こし時計を見た


「朝の7時か…」


まずは仕度をしなければ

歯を磨き、顔を洗って寝間着を脱ぎ捨てる

着替える衣類は着物ではなく私の物では数少ない洋服である


流石にあの人ごみの中で着物は着れない


しかし生地が軽いせいかふわふわと揺れるスカートが落ち着かない

つい振り返って確認をしてしまう


でもこっちではこれが普通なんだから、早く慣れないと…


そんな事を思っていたら不意に2度扉を叩く音が聞こえた


、もう起きているかのう?」


扉の向こうから聞こえたのは叔父様声だったで私は少し安心した


「はい、叔父様。今仕度をしている所です」

「なら下で朝食の準備をして貰うから仕度ができたらおいで」

「はい、出来る限り早く向います」

「じゃあ待ってるからのう」


そう言って叔父様は一足先に下の階へと降りていった


その後私は鏡の前で髪を梳かし、最後にもう1度だけ気になっていた服を見た


これで大丈夫かしら?

本当はまだ気になるけれど、いつまでも叔父様を待たせてはいけない


そして私は部屋を出て叔父様が待っているであろう下へと向った



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階段を下りて私が最初に目にしたのは、まだ朝だというのに人々で賑わっている店内だった


困ったわ…叔父様どこにいるのかしら?


きょろきょろと辺りを見回していた時だった


「Oh. You are the child whom there was with a professor yesterday.」
(おぉ、君は昨日教授と一緒にいた子だね)


突然話しかけられて驚いた…と言うより何と言っているのかがサッパリだった


「A professor is in the other side.」
(教授なら、向うにいるよ)


話しながら向うを指差す店員

相変らず何と言っているかは解らなかったけれど、とりあえず指差す方向へと目を向ける


「あっ叔父様」


どうやらこの人は叔父様の居場所を教えてくれたらしい

私は一礼をして叔父様の所へ向った



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「叔父様おはようございます。お待たせして申し訳ありません」

「おお、おはよう」


叔父様はどうやら新聞を読んでいたようだ


「さあ、早く座りなさい」

「はい、失礼します」

「でわ食べるとするかのう」


そういえば大切なことを忘れていた…

私ナイフとフォークが使えなかったんだわ…


父と母なら恐らくは使えただろうが、それはあくまで特殊な客人が来た時のみ

それに私は滅多に人前にはでなかったし、ましてや海外に行くだなんて思ってもみなかったからまだ使い方を覚えていなかったのだ


日本に居る時、荷物ではなく先にこっちを練習していればよかった…

後悔したところで遅すぎるのだけど…


「あっあの、叔父様…」

「どうしたんじゃ?」

「……これ、どのようにして使えば良いのでしょうか?」

「そうか、日本は確か箸だったかのう?木の棒を使うんじゃったかの?」

「はい、そうです」

「ならわしが言った通り使ってみなさい」


それから少しナイフとフォークの使い方を教わった


「難しい」

「何、時期に慣れるじゃろう」


叔父様は私に何か言ってくれたみたいだけど私は、ナイフとフォークで食べるのに苦戦しているのでそれど頃ではなかった

本当に疲れる、朝食だけでこんなに疲れてしまうなんて…

文化の違いとはこれほどハッキリと出るものなのね




「なんでしょう叔父様」


私は一度手を置いた


「約束の物じゃよ」


そう言って叔父様が渡してきた物は指輪だった

それは銀色で中心には桃色の宝石が埋め込まれており小さく輝いていた


「これは?」

「翻訳魔法がかけてある指はじゃよ。どうせなら新しい物をと思ってのう」

「着けて構いませんか?」

「ああ、それはの物だからのう」


指輪を左手の中指にはめると、指輪はスッとサイズを変え私の指に丁度良いサイズとなった

早速耳を澄ましてみた

すると、今まで全く意味が理解できなかったはずの会話が所々聞こえてきた


「叔父様、凄いです。英語が本当に聞こえます」

「そうじゃろう?それだけではないぞ」


そう言って叔父様は何やら面白に笑った


「なんと意識するだけで日本語英語の切り替えが自由なんじゃ」

「と言うと?」

「指輪を一々外さなくても良いという事じゃよ」

「勉強の時に便利ですね」


流石魔法と言った所だろうか


「叔父様ありがとうございます。絶対にこの指輪使いこなしてみせます」

「頑張るんじゃよ」

「はいっ叔父様」

「なら朝食の続きにするかのう」

「あっ…」



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結局私が朝食を食べ終わったのはそれから30分後

買い物の一覧にテーブルマナーの本が追加されたのは言うまでもない…






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☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆あとがき☆゜・*:.。.☆゜・*:.。.☆

さてさて相変らずダンブルドアしか登場しないこの話です…
が!次回遂に新キャラの登場です!

07.01.30