ようやく朝食を食べ終えた私達は、と言っても食べ終わらなかったのは私だけど…ダイアゴン横丁へと向うことにした。
「、今からやる事をよく見ておきなさい」
そう言っておじ様はレンガを数え始め、ある場所で杖を使って軽く叩いた。
すると昨日見たダイアゴン横丁が姿を現し、夜とはまた違った賑わいを見せていた。
「おじ様、今日はどこから買い物へ行くのですか?」
「まずはローブからじゃよ。なんせ時間がかかるからの」
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おじ様と一緒に歩くこと数分、私たちは目的の店へと入った。
「いらっしゃいませー。あらダンブルドア教授」
「やあ、マダム」
最初に出てきた店員は少し小太りした中年の女性だった。
「何をお買いに?」
「今日はこの子の制服を買いに来たんじゃよ」
そう言っておじ様は彼女の前に私を差し出した。
「まあ!アジアの子ね!あなた国はどちら?」
「日本です」
「また随分と遠くから来たのねー。早速あっちで採寸しましょう」
私はチラリとおじ様を見た。
「わしは店内を見ているから大丈夫じゃよ」
「はい」
「じゃあ行きましょ」
私はマダムの後について採寸場へと向った。
「お嬢ちゃん、動かないで頂戴」
「はっはい」
どうやら先客がいるらしい
私は彼女の隣に並ばせられた。少し見えた背格好からは恐らく歳は近いと思う
「じゃあ測りますね」
巻尺が自動的に採寸を測っていく
採寸中はとにかくジッとしている。着物を作るときなど採寸は当たり前だからこの行為は私にとっては日常の一つでもあった。
……なんだか隣から視線を感じる
「あなたすっごく落ち着いているのね」
「えぇ、慣れているから」
顔は正面を向いたまま私は返答した
「私も小さな頃からやっているけれど何年経っても慣れないわ」
「そう」
「何というか…周りを動かれると落ち着かなくて」
「何年経っても無理なら諦めた方が早いと思うわ」
これは正直な感想だ
「お嬢ちゃん、また動いてるよ」
「はぃい」
その間にも彼女はまた注意を受けていた
「私今年からホグワーツに通うのよ!あなたは歳いくつなの?」
懲りずによく喋る子ね
「私も今年からホグワーツに通うからあなたと同い年のはずよ」
「ええ!!同い年!?」
私より下だと思ってたのに…と呟く彼女
やっぱり下に見られるのもかしら
「あっでもその雰囲気なら納得ね」
そういうことにしましょっと自分を納得させたらしい
「あっそうそう、私セフィイ・クローリア。あなたわ?」
流石に名乗るときくらいは相手をみないとね…
話すときは相手の目を見て、は礼儀の基本中の基本
私は彼女の方に顔だけ向け彼女の目を見た
綺麗な空色の瞳に蜂蜜色の髪
「私はじゃなかったわ、・。見て分かるように東洋人よ」
「………」
彼女はそのまま目を見開いたまま動かなくなった
「どうかしたの?」
「…ぃ」
何て言ったのかしら
「綺麗な瞳ね、あなた」
「こんなの普通だと思うけれど」
「いいえ、すっごく素敵」
「…そう、ありがとう」
彼女の表情はいつの間にか輝いていた
「黒い髪に黒い瞳……私の理想だわぁ〜」
何かこの子危険な気がする
私の中で何かが警告してた
「さあ、二人とも出来ましたよ」
「え?終ったの?」
私はその隙に顔を逸らした
「ありがとうございました」
そして採寸台から降りた
「私人を待たせているの、それじゃあ」
「じゃあねさん!また会いましょ!!」
返事は返さず私はおじ様を探しに行った
「おじ様、お待たせしました」
「服は出来上がるまで時間がかかるから漏れ鍋に届けてもらうよう言っておいたからの」
「ありがとうございます」
おじ様用意周到だわ…
「じゃあ次の店へ行くかのう」
「はい、おじ様」
そして私たちは洋装店を後にした
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☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆あとがき☆゜・*:.。.☆゜・*:.。.☆
うわ、約半年ぶりの更新となってしまいました…
そしてそして新キャラのセフィイ嬢!
名前変換はできないのですが彼女には頑張ってもらわないといけないので、皆様応援してやって下さい。
07.07.27